7月1日 まさにバラの季節です 平地の一ヶ月遅れで
梅雨の中休みのこのとき 二十五・六度の陽気で一気にバラが咲き乱れて
宿根草の海の中でバラが華やかに咲く 望むべくも無い世界になってきました
疲れてしまうバラ園 パンチが欲しい宿根草の庭
カラーリーフの彩りとこの地に生える原種の草花を見ていて思う事なのですが・・・
シシングハースとかキフツゲートとか・・イギリスの庭で味わったあの感動は何なのか
いつも考えていますが 華やかの中にもほっとするナチュラルのところなのではと思うのです
そこに憩いを求めて多くの男女が訪れていて 心のゆとりのある生活の一部になっています
どの庭にもある銅葉のぶなの大木 あじさいの優しい雰囲気 風にそよぐ風知草やカラーリーフ
これらを見ていて 風知草やゲラニュームも 百合やあじさいも ハマナスやノイバラも
ギボウシやしそ・ゲンノショウコも・・日本は原種の宝庫ではないのか
日本の野山に咲く草や木は、ただで、価値が無いと思ってしまう日本人
原種と改良種とを集めるだけで 日本の庭は世界に誇れるな
などと 帰ってきてうちの庭を見て 果たせぬ夢を見ているのです
日本にもいつかあのキフツゲートを造れるような壮大な構想力を持つ人が出てきてもらいたい
大英帝国の繁栄の賜物とはいえ イギリスで出来た事が資源豊かな日本で出来ないわけはない
その人の出るのを待とう でも千分の一ぐらいでも私たちにも出来ないかな
ほっとする華やかな庭 野原のような混沌としていながらうきうきする華やかさ
若く体力があって 知識と構想力 資金と実行力のある人 何より花を愛する人
出て来て欲しい 成熟した日本だからこそ!
私たちも少しでも何か出来るのではないかと思って がんばってしまいます
何はともあれ 今は一番花の終ってきたバラの庭です
ポールズヒマラヤンムスクと
フランソワーズジュランビル
クレマチスハグレーハイブリットとレオナルドダビンチ
シティオブヨークのアーチ
ロサムンディ、シャンテロゼミサト
カンパニュラ
メドーセージ
ギボウシ・ビッグダディ
シダルセア