8月20日 夏のある日の庭の情景をこう言いあらわしてくれました
いきなり私どもの庭に迷い込んだらこんな風に見えるのかな
カメラを持つ手を休めて、思わず夕暮れの庭を見直しました
日々、花のために花のためにと追いかける庭で
咲き出した花、散ってゆく花、種をつけた枯れ草、出たての新芽、来年咲く株
目は一つ一つに向き、大事にすることだけに、時を忘れてきました
夏の庭は競い合って伸びる草木に囲まれ、咲くがままの花に小径も覆われます
草を掻き分け、花を求め、先の見えない曲がりくねったわき径
どこへ行くのかわからない背丈ほどもある花や樹の間を抜けると
ナチュラルなままのベンチが木の葉の間にある
白樺の梢の先に夕暮れの黒富士を望む枕木のコーナーです
夕霞に浮かぶ家は大きな怪鳥が飛ぶようなシルエットになります
ふっと咲く花はフェアリーや小人たちの顔に見え
葉の間から木立の中から姿をあらわして来るように感じます
こんな情景は物語の中の森のようなんだな、と我ながら見直してしまいました
バラやオミナエシ、マツムシソウ、桔梗、リンドウ、瑠璃トラノオやピンクのつぼみの弁慶草
などの可憐な花たちはフェアリーの微笑みに見えてくるから不思議です
夏の庭でメルヘンの世界、こんなひと時がいい
ユウスゲ
オニユリ
瑠璃トラノオ
マツムシソウ
ギボウシ
レンゲショウマ
白花ブッドレア
ルドベキアタカオとヒメヒマワリ