11月15日 秋の長雨の後は冬の始まりです
14日 初霜で庭はほのかに白く、手すりは白いとげです
早朝、雪のようにぱらぱらと、空中の水分は水ではなく結晶となって、顔に降りかかってきます
気温マイナス1℃、気持ちいいピリリ感
十六夜の残月と宝永山まで冠雪して光る富士
湖畔は写真家の車が行きかいます
三脚でじっと瞬間を待つ人、道路の真ん中で写真を撮る人
落葉した五色の紅葉の路を,紅葉と富士のフォーカスポイントを求めます
温かい湖水から立ち上るもやで湖面は見えない
やがてもやは人とカメラも蔽ってきて、富士の山は隠れます
待つほどに富士は見えても、東の雲で朝日はさえぎられ、普通の朝になってしまいました
冬ごしらえのできていないボウボウの庭に呆然としたり
床暖房の温かさで床下に出たカビを何とかせねばと悩んだり
一憂一喜の孫の届かない情報に気もそぞろだったり と
小春日和の短い日はせわしげない

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